活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2025年2月9日 日曜日
2/3(月)と4(火)に研修視察として、会派「輝」のメンバーと福岡県行橋市と福岡県太宰府市へ行ってきました。
■2/3(月) 福岡県行橋市
~図書館等複合施設整備事業について
行橋市では、行橋駅東口周辺に人の往来を取り戻し、地域と一体となってまちを活性化するための牽引役として旧モラーレ跡地を活用し、一度でなく、何度でも訪れたい空間を創出し、人の往来をまちに波及させるしかけをつくるため、図書館を中心とした拠点施設(赤レンガ館施設を含む一体的活用)であるリブリオ行橋をPFI事業により整備されて、令和2年4月からオープンされました。
リブリオ行橋は4階建てで、1階にけやきホール、自動貸出・返却、プレイルーム、予約本コーナー、図書除菌機、2階にKid’s Room(託児スペース、おはなしの部屋)、読書通帳、テラス、3階にカジュアルゾーンとして、アクティブラーニング、スタジオ、電子新聞、パソコン、視聴コーナー、4階にオーソドックスゾーンとして、サイレントルーム(静かに学び、研究する部屋)を設けられています。
オープンから5年で来館者は100万人を達成され、数値的なデータは取っていないが、オープン前に人通りがほとんどなかったものが、子どもも含めて人通りが増えたことは実感しているとのことで、大きな成果をあげられていると感じました。
リブリオ行橋では電子図書の貸出も行われており、これからの長岡京市における図書館のあり方について、参考となった研修視察でした。
■2/4(火) 福岡県太宰府市
~観光政策について
太宰府市では、観光戦略とUniversal Maas、歴史と文化の環境税などについて学ばせていただきました。
太宰府市は毎年人口の100倍以上の観光客が国内外から来訪される「国際観光都市」である一方、宿泊施設が少なく、高額な特産品が少ないことから、滞在時間、商品単価が低く、観光客の多さに比べて経済効果が低いということと、観光客のほとんどが太宰府天満宮周辺エリアに集中しており、貴重な史跡・文化財が各地に点在する大宰府政庁跡周辺エリアへの回遊が少ないという課題があります。
そのため、太宰府市では平成31年3月に「太宰府市観光推進基本計画」を策定し、令和6年3月には計画の追加変更を行った「第二次太宰府市観光推進基本計画」を策定され、5つの基本戦略(観光コンテンツの開発・磨き上げ、効果的な観光プロモーションの推進、受入環境の整備・充実、関係機関との連携強化、持続可能な観光地域づくり)を設定して、様々な取り組みを進められています。
Universal Maasについては、昨年12月25日にユニバーサル地図/ナビの実証実験を始められたところで、その効果等については後日確認していきたいと考えます。
歴史と文化の環境税については、一時有料駐車場の利用者を納税義務者として、平成15年度から課税されているもので、ピーク時で年間8,700万円、最近で6,000万円強の納税額となっており、その使途は学識経験者・駐車場事業者・関係団体・市民等によって組織される「歴史と文化の環境税運営協議会」において審査され決められています。
市役所での研修後は、久しぶりに太宰府天満宮をお参りさせていただきました。
太宰府市とよく似た課題をもつ長岡京市においても、今後の観光政策について参考となった研修視察でした。
長岡京市議会や長岡京市政について、ご意見・ご質問がありましたら、”進藤ひろゆき”までお願いいたします。