活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2024年5月17日 金曜日
5/9(木)と10(金)に、会派「輝」のメンバーと向日市議会のMUKOクラブ(和島議員・近藤議員)、大山崎町議会のれんごう大山崎(徳本議員)の2市1町合同研修視察として、愛知県岡崎市と三重県桑名市、三重県四日市市へ行ってきました。
■5/9(木)PM 愛知県岡崎市
~QURUWA戦略-乙川リバーフロント地区公民連携まちづくり基本計画-について
岡崎市では、岡崎城の総曲輪の一部と重なるQURUWAエリアにおいて、エリアの経営課題である康生地区の衰退、高齢化の進展、まちの魅力の希薄化、働き方・雇用の多様性の欠如の解決へ向け、持続可能な都市経営を実現するために2018年3月にQURUWA戦略を始動されました。
そして、QURUWA戦略を実現するために公民連携手法を導入し、これからの100年を暮らすまち-新しい住み方・働き方・遊び方を楽しむ-を将来像として、まちづくり推進課にQURUWA戦略係を設置され取り組みを進められています。
説明の中で、公民連携における行政の役割は、一言でいうと「民間のビジネス環境整備」と「補助金」であると言っておられたことに、岡崎市の公民連携に取り組む姿勢が感じられました。
また、岡崎市の自治会加入率は過去から90%を超えておられ、自治会主体によるエリアマネジメント/コミュニティづくりとして、QURUWAエリア内7町の自治会からなる広域連合会と連携されており、自治会活動の中に行政と民間が包含されるような体制となっていることを実感しました。
座学のあとは、QURUWAエリア内の籠田公園から中央緑道、桜城橋までを歩いて見学させていただきました。
これからの長岡京市における公民連携のあり方について、とても参考となった現地視察でした。
■5/10(金)AM 三重県桑名市
~福祉ヴィレッジについて
桑名市では、新しい福祉のかたちとして、地域をつなげる場づくりをビジョンとし、国が提唱する「地域共生社会」の理念を推進するため、「支え手」「受け手」という枠を超えた互いに「支え合う」関係性を創出する多世代共生型施設を整備され、桑名福祉ヴィレッジとして令和4年4月にオープンされました。
事業スキームとしては、桑名市・市社会福祉協議会・大和リース(株)による公民連携で、桑名福祉ヴィレッジのうち養護老人ホーム(50人)、母子生活支援施設(10世帯)、保育所(50人)、児童発達支援センター(40人)、生活介護(50人)からなる多世代共生施設「らいむの丘」は、社会福祉協議会が運営し、店舗、ヴィレッジ公園、ヴィレッジセンターの公園部分を市が直営されています。
説明で聞かせていただいた中で、桑名市社会福祉協議会が、多世代共生施設「らいむの丘」総工事費約15億円のうち、国県市からの補助金総額7.3億円を引いた残額約7.7億円を自己資金と金融機関から調達し、単独で工事から運営まで担われていたのには正直驚きました。
座学のあとは、各施設を見学させていただきました。
長岡京市においても、現在井ノ内で共生型福祉施設の検討が進められ、まずは現在の市施設である竹寿苑の後継施設「健幸すぽっと」が、指定管理者により今秋から運営を開始されますが、他施設についても計画通りの整備に期待するところです。
■5/10(金)PM 三重県四日市市
~自動運転導入検討会議について
四日市市では、中心市街地再開発プロジェクトとして、JR四日市駅~市役所~近鉄四日市駅~市民公園を結ぶ中央通りの整備を進められ、四日市スマートリージョン・コア実施計画を策定し、その中で四日市版MaaSの構築を目指して、まちなかの移動手段の充実を図るため、自動運転バスの実証実験を令和2年度から進められています。
実証実験は、令和元年度に設立された自動運転導入検討会議と令和3年度に発足した四日市スマートリージョン・コア推進協議会により推進されており、JR四日市駅から近鉄四日市駅間で、令和2年度は乗用車タイプ1台を使って2日間、令和3年度は自動運転バス1台を使って3日間、令和4年度は自動運転バス1台を使って25日間、令和5年度は自動運転バス2台を使って17日間行われていました。
令和6年度は、令和5年度の実証実験においてローカル5Gの有効性が確認できたため、ローカル5G環境下で複数台の車両に複数台のカメラを設置して、遠隔監視の検証を進められる予定で、令和7年度にはレベル3対応の自動運転バス(ARMA)から、レベル4対応の車両(EVO等)を使って実証実験が行われる予定です。
長岡京市における、中心市街地の再開発と公共交通機能強化へ向けた取り組みとして、参考となった研修でした。
今回の研修視察では、合同研修での開催で2市1町の政策課題などについてそれぞれ意見交換することができ、大変有意義なものとなりました。
長岡京市政について、ご意見・ご質問がありましたら、”進藤ひろゆき”までお願いいたします。