活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2023年6月1日 木曜日
5/24(水)と25(木)に、私が委員長を務める議会運営委員会の行政視察として、山口県下関市議会と福岡県宗像市議会へ、どちらともインターネットによる委員会中継および配信についてと、議会における電子採決について、学びに行かせていただきました。
■5/24(水) 山口県下関市議会
下関市議会では、それまでYoutubeでのライブ中継と録画中継を行っていたものが、令和3年9月にコミュニティガイド違反として、突然Youtube側からアカウント削除の連絡が入ったため使えなくなり、急遽業者サーバーを手配して、現在は中継を業者サーバーにて対応されています。
ライブの配信作業と録画中継の編集作業は、ライブ中継に係る業者システムの管理権限と録画データを業者のサーバーにアップする権限を市に付与することで、職員さんが対応されており、翌日には配信できているとのことでした。
電子採決については、平成26年2月に本庁舎新館へ議場が移転したことから、平成26年第1回定例会より、電子表決システムとして運用されていました。
議員は各議席において、参加ボタンを押したのちに、賛成もしくは反対のボタンを押して、賛否を明らかにしますが、賛成・反対のいずれのボタンも押さなかった場合は、棄権として扱われるとのことでした。
私個人としては、棄権を議席に着席したままの状態で認めていることには、違和感を感じるところです。
また、下関市議会では表決は申し合わせで簡易表決によることが例とされており、電子表決は全議案を対象とはしておらず、付託委員会において、全会一致で賛成にならなかった議案、委員長報告の内容に反する討論の申し出があった議案など異議がある議案等、また最終日に本会議で即決とされている人事議案等を、電子表決の対象とされていました。
起立表決と比較すると、採決に時間がかかるという点と、最終日前日に議案番号のシステムへの登録など、機械操作の準備に至るまでの手間がかかることが、デメリットとの説明がありました。
長岡京市議会においては、導入時には起立採決に代わるものとして、全議案に対して電子採決を導入すべきだと感じました。
■5/25(木) 福岡県宗像市議会
宗像市議会では、早いタイミングで議会のICT化に取り組まれており、平成14年3月から本会議、平成22年6月から委員会の配信を始められ、押しボタン式採決は平成22年3月から導入されていました。
また、平成26年2月には議場以外での個人所有のタブレット・パソコンなどの使用を認め、平成27年12月からは議場においても使用を可とし、令和2年12月から全議員にタブレット端末機を導入して、本会議・委員会でのペーパーレス化への対応を行われています。
これ以外にも、前年12月議会の議会運営委員会において、翌年の議会日程を1年間分調整したり、議会による事業評価を常任委員会の所管事務調査として実施したり、一般質問資料等を大型モニターに表示可能とするなど、いろいろな取り組みをされていました。
長岡京市議会においても、参考となる取り組みを進められていました。
長岡京市議会においても、2月から供用が開始された1期新庁舎5階の議会フロアにおいては、委員会室での中継設備と、議場での電子採決の設備を導入させていただいており、今回の視察で学ばせていただいた両市議会の取り組みを参考にして、導入を目指していきたいと考えます。