活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2019年5月17日 金曜日
5/13(月)と14(火)に「乙訓市町議会議長会管外視察研修」として、神奈川県寒川町と神奈川県秦野市に、福島議長と一緒に行ってきました。
※「乙訓市町議会議長会」は、乙訓2市1町(大山崎町・向日市・長岡京市)の正副議長が会員として参加し、乙訓2市1町のさらなる発展へ向けて、共通する課題などに対応していくための団体です。
■5/13(月) 神奈川県寒川町
~茅ヶ崎市、寒川町の広域連携について
寒川町では、限られた行財政基盤の中で、多様化する住民ニーズにしっかりと対応しつつ、事務の効率化を図っていくために、単独の自治体で事務を行うのではなく、複数の自治体で広域連携を推進していく必要性から、住民の通勤や通学、経済活動、住民活動が同一の圏域として隣接する茅ヶ崎市との結びつきが強いため、早い段階から官民問わず様々な広域連携や交流が茅ヶ崎市と行われていました。
研修の中では、寒川町・茅ヶ崎市と隣接する藤沢市を含んだ「湘南広域都市行政協議会」と事業の線引きをどのようにしているのか、また自治体間の広域連携のあり方など、多くのことについて学ばせていただきました。
乙訓2市1町では、ごみ処理、福祉事務、消防の3つの事務組合を持ち、広域連携を行っていますが、寒川町と茅ヶ崎市の広域連携のあり方は、様々な分野や項目にわたっており、また職員さんの交流を継続して行うなど、私たちの広域連携よりかなり先を進んでいる取り組みであると感じた研修でした。
■5/14(火) 神奈川県秦野市
~デマンド型乗合タクシー・乗合自動車について
秦野市では、少子高齢化・モータリゼーションの進展により、バス利用者が平成10年から17年間で約21%減少したこと、平成14年2月の道路運送法の一部改正により路線バス事業者が廃止を検討する路線が出てきたこと、また従来から路線バスではカバーできていない地域への対応などの課題に対して検討するために、平成19年5月に地域公共交通会議を立ち上げられました。
そして、その地域公共交通会議で、新たな地域公共交通に係る運行基本計画を平成20年3月に策定され、乗合タクシーを基本に新たな地域公共交通を導入することを決められました。
実現へ向けた検討を進められて、現在では、路線固定型乗合タクシーとして固定した2ルート(渋沢駅・秦野赤十字病院ルート/おおね台ルート)、デマンド型乗合タクシーとして2地区(渋沢駅と栃窪・渋沢)を結ぶ乗車・降車は指定可能なルート、そして、路線固定型の上地区乗合自動車を、民間事業者の運営により行われています。
秦野市で行われている、渋沢駅前商店会や東海大学駅前商店街が発行するスタンプカードとの連携や、新たな収入確保に向けた取り組みなどは、長岡京市で現在運行している「はっぴいバス」や、今年の4月から実証実験を経て本格運行となった「東部バス」にとって、参考になった研修でした。
今回の管外視察研修で学んだことを、2市1町それぞれの発展に活かしていきたいと考えるところです。