活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

合同研修視察に行ってきました。

2016年11月22日 火曜日

11/17(木)と18(金)の日程で、私が幹事を務める会派「民主フォーラム」の3人(大伴・綿谷・進藤)と冨田議員の4人で、合同研修視察として岩手県紫波郡紫波町と埼玉県所沢市議会へ行ってきました。

■11/17(木) 岩手県紫波郡紫波町

~オガールプロジェクト(紫波中央駅前都市整備事業)について

オガールプロジェクトは、平成10年2月に策定された日詰西地区土地利用基本計画が事実上凍結状態となり、塩漬けとなっていた10.7ヘクタールの土地を、前町長のリーダーシップとキーパーソンとなった現町長の存在が核となり、公民連携により整備されたもので、岩手県フットボールセンター、オガールタウン(紫波町エコハウス基準を満たす57区画の住宅)、A街区(オガールベース/民間事業者による複合施設)、B街区(オガールプラザ/区分所有による官民複合施設)、C街区(PFI方式による役場庁舎)、D街区(エネルギーステーション他)からなるもので、それぞれ異なった事業主体が整備されたものとなっています。

オガールベース、オガールプラザ↓

 

まず、前町長が町長時代に公民連携元年を平成19年に宣言し、平成21年2月には、「町民の資産である町有地を活用して、財政負担を最小限に抑えながら公共施設整備と民間施設等立地による経済開発の複合開発を行うこと」を目的とした「公民連携基本計画」を策定して3月議会で議決されました。

そして、6月には、オガールプロジェクトの推進・調整、不動産開発、企画管理運営、産直「紫波マルシェ」管理運営を事業内容とするオガール紫波株式会社が設立されて、以降各街区の整備が始められました。

平成23年4月に(社)岩手県サッカー協会を事業主体とする岩手県フットボールセンター、平成24年6月にオガールプラザ(株)を事業主体とするオガールプラザ(B街区)、平成25年秋から土地分譲を紫波町・建物は個人で建設するオガールタウンの販売開始、平成26年7月にオガールベース(株)を事業主体とするオガールベース(A街区)と、紫波グリーンエネルギー(株)を事業主体とするエネルギーステーション(D街区)、平成27年5月には紫波町を事業主体・紫波シティホール(株)を受注者とするPFI方式(管理期間15年)で役場庁舎(C街区)の整備を行われました。

岩手県フットボールセンター、オガールプラザ内の紫波町内10番目となる産直「紫波マルシェ」↓

 

オガールベース内の日本初のバレーボール専用アリーナ、木造3階建ての紫波町役場↓

 

また、D街区では平成28年12月オープン予定の官民複合施設オガールセンターと、平成29年4月オープン予定の民設民営保育所の工事がすすめられていました。

オガールプロジェクトでは、従来の官民複合施設でありがちな、竣工オープン後にテナントが入らずに経営破たんする例とならないように、テナント誘致と調査を着工前に行い、必要床面積を設定してから設計・工事を行うため、各施設ともに着工時には入居率が100%となっている旨の説明がありました。

長岡京市では、現在新庁舎整備の基本構想が策定中で、「進藤ひろゆき」は公民連携(パブリック・プライベート・パートナーシップ:PPP)を活用した整備を訴えていますが、このオガールプロジェクトを他の自治体よりもすすんだ形での公民連携ですすめられている紫波町のこの取り組みは、おおいに参考となりました。

■11/18(金) 埼玉県所沢市

~議会改革の取り組みについて

所沢市議会では、平成20年6月に「議会基本条例制定に関する特別委員会」を設置し、10回の委員会・6回の委員会作業部会を開催し、原案のパブリックコメントや「所沢市議会基本条例ミニシンポジウム」の開催などほ経て、平成21年3月議会に可決され制定されました。

そして、平成27年の改選後7月に「議会基本条例改定に関する特別委員会」を設置され、議会基本条例の目的が達成されているかの評価をを行い、その評価結果に基づいて、今年の6月議会では大幅な条例の一部改正がなされていました。

特徴的な取り組みとしては、議会運営委員長と広聴広報委員長による所感事業の自己評価ですが議会事業評価や、議会基本条例に規定する項目の評価や議会改革の成果をについての議会改革評価をされていることで、長岡京市議会においても平成23年3月に議会基本条例を制定して議会改革を進めていますが、その目的の成果評価はまだできていない状況です。

この所沢市議会の議会改革の取り組みは、早大マニフェスト研究所による「議会改革度調査2015」では、全国1,460議会の回答中、埼玉県内でトップ、全国で16位(情報共有95位・住民参加14位・機能強化18位)と高い評価となっています。

研修資料、所沢市議会議場↓

 

ちなみに、所沢市は「日本の航空発祥の地」として、明治44年に日本で初めて飛行機(フランス製複葉機)が飛んだ地として有名で、市役所に隣接して所沢航空記念公園や所沢航空発祥記念館、最寄り駅の西部鉄道新宿線航空公園駅の駅前には現役を引退したYS-11A-500R中型輸送機が展示されています。

所沢航空発祥記念館、YS-11A-500R↓

 

長岡京市においても、私が委員長を務める議会運営委員会において議会改革の取り組みを進めていますが、所沢市議会で実施されている議会評価や議会改革評価、政策討論会など長岡京市議会では実施できていないこともあり、長岡京市議会も早大マニフェスト研究所による「議会改革度調査2015」では67位(情報共有7位・住民参加123位・機能強化324位)と躍進しましたが(もちろん順位をあげることが目的ではありません)、今後のさらなる改革へ向けた取り組みに対して、おおいに参考となった研修でした。

今回の研修で実際に見て聞いて学んだことを、長岡京市政・長岡京市議会改革に活かし、今、長岡京市に住んでおられる方々はもとより、市外の方々にも「住んでみたい」と思ってもらえる長岡京市をめざしてこれからも頑張ってまいります。

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