活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

議会運営委員会の行政視察に行ってきました。

2013年5月24日 金曜日

5/13(月)と14(火)の日程で議会運営委員会の行政視察として、石川県加賀市と新潟県上越市の議会改革の状況について学んできました。

■5/13(月) 石川県加賀市

加賀市では、平成21年10月に行われた市議会議員選挙後の12月4日に議会活性化特別委員会を設置され、議会基本条例を策定をするための小委員会が平成22年1月に設置されました。

そして、他市の事例を視察し、青年会議所・区長会連合会・女性団体などとの意見交換会を行い、月平均2~3回の活性化特別委員会を開催し、9カ月後の10月に議会基本条例(素案)を策定されました。

11月には”おでかけ議会”として各中学校区を基本に5会場で条例(案)の説明会を開催し、合計112名の市民が参加し、その後、小委員会→活性化委員会→全員協議会を繰り返し開催して条例内容の検討を重ねて、平成23年2月に最終案を策定され、3月議会で全会一致で可決されました。

それから、この議会基本条例に基づいて、会議の原則公開化、市内の小学生の議会傍聴、インターネット録画中継の実施(録画のみ)、政務調査費の支出全面公開、議会報告会の実施、女性議会・子ども議会・日曜議会の開催などに取り組まれてきました。

また、議員定数については、議員定数等検討会において報酬と政務調査費も含めた2案が提示されましたが、最終的には平成24年4月に定数のみ2名減として20名とされていました。

■5/14(火) 新潟県上越市

上越市では、平成21年5月に議長の諮問機関として、「上越市議会基本条例策定検討委員会」を設置されて、上越市らしさ、目指すべき姿など条例に盛り込む主要事項の協議、規定する項目・具体的な内容の検討、他市の事例の視察などを経て、12月にたたき台を作成されました。

そして、全議員説明会でたたき台をもとに素案を検討して、平成22年5月に素案を策定して議長へ中間答申が行われ、市民説明会を市内4会場で開催されて市民81人が来場し、7月には最終答申としてまとめられ、バブリックコメントの後、11月の臨時会で可決されました。

しかしながら、上越市議会ではこの議会基本条例を策定する前から、委員会の全面公開、一般質問での再質問からの一問一答制導入、政務活動費の領収書・報告書の公表、本会議インターネット中継(生中継、録画放送)などを実施されていました。

また、市民の皆さんから意見交換会でいただいた意見の取り扱いについては特徴的な取り組みをされており、その方法は、まず”広報広聴委員会”で課題の整理をし、”課題調整会議”でどのように対応するかの方針を協議して、”各委員会”で課題の状況を実際に確認してどう対応するかの協議を行っていることで、その取り組みは進んだものであると感じました。

上越市議会では、議会基本条例の制定から2年が経過したことから、平成24年9月には「議会基本条例検証委員会」を設置し、検証結果としてまとめて、”より積極的に取り組んでいく”ものについて、現在精力的に検討を進められているところです。

長岡京市議会においても、昨年3月議会で全会一致により議会基本条例を可決し、条例の理念を具現化していくために定めた23個の議会改革検討項目の検討を進めているところですが、今回の両市から実際に見て聴いて学んだことを、これからも長岡京市議会の改革に活かしていきたいと考えています。

5/26(日)に長岡京市議会で初めての「市民と議会の意見交換会」が、図書館3階の大会議室にて行われますので、皆さまぜひお越しください(掲示板に詳細があります)。

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