活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2013年3月4日 月曜日
2/20(水)と21(木)に会派(民主フォーラム)で、福岡県田川市と佐賀県武雄市へ視察研修に行ってきました。
■2/20(水) 福岡県田川市
~田川市第5次行政改革の推進について
田川市では、社会情勢の変化に対応した簡素にして効率的な市政の実現を推進するために、平成23年8月18日に「田川市行政改革推進委員会」を設置し、第5次行政改革大綱と実施計画の策定について市長から諮問を行いました。
そして、平成24年3月に「「経営の質」を向上させるために取り組むべきこと~田川市第5次行政改革大綱について~」の答申書が提出され、平成24年5月に「田川市第5次行政改革大綱~「経営の質」の向上に向けて~」が策定されました。
この大綱は、
・市民満足を高めるために行政の「仕事の質」を変える
・人材を適切にマネジメントする
・事務事業を検証しながら選択と集中を行う
・多額の財政負担を要する事業の検証と再構築
・「新しい公共」の観点により、役割分担を明確にする
の5つの方針を踏まえて「田川市経営改革の方向性を示すものとされ、現在は平成24から28年度の5年間を推進期間とする大綱推進のための実施計画を平成24年6月に策定して、計画を実行しているところです。
そして、市長を本部長とする田川市行政改革推進本部が内部からの進捗管理を行い、同時に外部の方々から構成される田川市経営評価改革推進委員会を立ち上げ、外部からの行革の推進と計画の進捗管理も実施されていました。
また、注目するべき取り組みとして、田川市経営評価改革推進委員会に所属しておられるトヨタ自動車九州(株)のOBの方を総合行政アドバイザーに委嘱し、管理職のマネジメント能力を高めるために、職員の「年休」「残業時間」や「スキル」、仕事の「スケジュール」、職場の「問題点や課題」などを”見える化”として、職場内に掲示されていることです。
この”見える化”は、ほとんどの民間企業では既に取り組まれているところが多いものですが、長岡京市役所にとっても参考となるものと感じました。
■2/21(木) 佐賀県武雄市
~フェイスブックの活用について
~スマートフォン向け観光案内アプリ”たけなび”について
武雄市では、平成21年7月に”たけおブログ”を開設し、平成22年9月には、”たけおブログ&Twitter”を開設され、平成23年8月には武雄市公式ホームページの完全フェイスブック化を行われるなど、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用にいち早く取り組まれている自治体のひとつです。
そして、平成24年4月には、フェイスブック・シティ課を「つながる部」に設置し、全職員がフェイスブックのアカウントを取得されました。
フェイスブックを採用することで、コミュニケーションの活性化や、誰でも情報の提供ができるため情報提供の機動力を高められること、低コストでSNSを導入できることがあげられます。月間アクセス数は、旧ホームページで約5万件だったものが、フェイスブックでは約300万件と60倍に増加していました。
また、スマートフォン向け観光案内アプリ”たけなび”は、職員からのボトムアップにより始められた取り組みで、市へのSNS導入にともない、観光PRの一環としてそれらと連動した観光アプリが必要と判断され開発することが決定されました(予算は観光協会への補助金)。
スマートフォン向けのアプリとしたことで、紙ベースの観光パンフレットでは不可能なGPS・コンパスを用いた地図ナビケージョン機能を装備して、的確なナビゲートができるようになっており、地元産業にかかわる地域情報を発信することで、地域経済の活性化を図る新しいビジネスモデルと言えます。
この他にも、武雄市の目を引く広報紙の紹介や、九州オルレ(韓国済州島で提案されたウォーキングコースを意味することばです)の武雄コースの説明をしていただきましたが、これら武雄市の取り組みを説明する職員さんたちのいきいきとした表情を拝見しいていると、武雄市役所における市長のリーダーシップが実感できた視察でした。
今回の視察研修で両市から学んだことを、長岡京市政に活かしてまいります。
長岡京市政に関してなんでも結構ですので「進藤ひろゆき」へのご意見をお待ちしております。