活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2012年11月6日 火曜日
11/5(月)に長岡天満宮境内にて行われた、”市制施行40周年記念「古今伝授の間ゆかりの地」石碑除幕式”に出席しました。
古今伝授とは、古今和歌集の解釈を中心に歌学や関連分野に関する秘伝の奥義を師匠から弟子へ伝承することで、細川幽斎(藤孝)は、天正2年(1574)に勝龍寺城で公家の三条西実枝から古今伝授をうけ、慶長5年(1600)には、後陽成天皇の弟で八条宮家(のちに桂宮家と改称)の初代智仁親王が、京都の自邸で幽斎から古今伝授をうけました。
そして、八条宮家の二代智忠親王は寛永15年(1638)に大池(現在の八条ケ池)を築造するなど、自身の領地に含まれる開田村(長岡京市開田)の長岡天満宮を整備し、同じ頃に父の智仁親王が古今伝授をうけた建物も境内に移築し、以後「開田御茶屋」と呼ばれ大切に伝えられてきました。
明治維新を迎え、開田村の領地が宮家のもとから離れると、明治4年(1871)に開田御茶屋は解体され、ゆかりのある細川家に引き取られ、大正元年(1912)に熊本の水前寺成趣園に茅葺屋根の「古今伝授の間」として再建されました。
今回、市制施行40周年を記念して「古今伝授の間ゆかりの地」である長岡天満宮に石碑が建立されたものです。
当日は、細川家当主で元総理大臣の細川護熙氏をご来賓にお招きして来賓祝辞をいただき、石碑の序幕が行われました。碑文の「温故知新」は細川幽斎の末裔にあたる細川護熙氏によるものです。
小田市長(左)・細川護熙氏(右)↑
11(日)まで図書館3階の生涯学習課講座室では、「古今伝授の間ゆかりの地」石碑建立記念展”もっと知りたい長岡天満宮”(詳細はこのHP掲示板をご覧ください)が開催されていますので、あわせて皆さまぜひお越しいただきご覧ください。