活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

会派(民主フォーラム)で視察研修に行ってきました。

2012年2月9日 木曜日

2/2(木)と3(金)に会派で東京へ視察研修に行ってきました。

■2/2(木) 特許庁-地方自治体の知的財産戦略について

この日は、地方自治体の知的財産戦略について学ぶために、特許庁へ行かせていただきました。

皆さんもご存知の滋賀県彦根市のキャラクター「ひこにゃん」は商標登録されており、2010年からはそれまで無料だった「ひこにゃん」の商標使用料を有料化し、市の貴重な財産として活用されています。

商標だけでなく特許や実用新案などの知的財産を活用して収益事業を行っている自治体はまだまだ少ないですが、民間企業と共同で特許権を取得し知財収入をあげている熊本県荒尾市のような事例もあります。

長岡京市にもガラシャ祭のマスコットキャラクター「お玉ちゃん」や、コミュニティバス(はっぴぃバス)のイメージキャラクター「はっぴぃちゃん」を持っていますが、商標登録をすることで知的財産として保護し、またその活用の検討などが必要だと考えています。

■2/3(金) 内閣府-地域主権について/農林水産省・環境省・林野庁-バイオマス発電について

この日は、地域主権とバイオマス発電について、衆議院第一議員会館の会議室に各省庁の担当の方々に来ていただき、現状について話を聞かせてもらいながら意見交換を行いました。

・地域主権について

地域主権改革として、内閣府が担当する項目は以下の4つで、現在の進捗状況について聞かせていただきました。

 義務付け・枠付けの見直しと条例制定権の拡大
 基礎自治体への権限委譲
 国の出先機関の原則廃止(抜本的な改革)
 補助金等の一括交付金化

この他に総務省が担当するものとして5項目あります(地方税財源の充実確保/直轄事業負担金の廃止/地方政府基本法の制定(地方自治法の抜本見直し)/自治体間連携・道州制/緑の分権改革の推進)。

計画に沿って順次改革が進められていきますが、内閣府の担当の方が「地域主権改革は実現したからといってみなさんの生活が劇的によくなるという類のものではなく、地域主権が実現すれば、地域のみなさんが選んだ首長と議員によって、その暮らしは良くもなるし悪くもなる」と言っておられたのが印象的で、二元代表のひとつである議会が、執行機関のチェックと、政策提案をしっかりと実行していかなければならないと実感した研修でした。

・バイオマス発電について

バイオマスとは動植物に由来する有機物である資源で化石資源を除いたもので、家畜排泄物や食品廃棄物などの廃棄物系バイオマス、稲わらや麦わら、間伐材などの未利用バイオマス、さとうきびやコメ、菜種などの資源作物があります。

そして、バイオマスをエネルギー源として発電に活用するのがバイオマス発電で、京都府宮津市では「宮津市バイオマスタウン構想」を策定され、未利用竹資源を用いてバイオメタノールの製造と発電の実証実験が行われています。

循環型社会を実現していくためには、これらの技術開発は重要なものとなってくると感じましたが、まだまだ課題も多く、今後の展開に期待するところです。

研修の合間に、前原誠司衆議院議員の議員会館の部屋で一緒に写真を撮らせていただきました。

これら今回の視察研修で学んだことを、ひとつずつ長岡京市政に活かしてまいります。
市政に関してなんでも結構ですので「進藤ひろゆき」へのご意見をお待ちしております。

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