活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

総務産業常任委員会の視察に行ってきました。

2011年5月31日 火曜日

5/19(木)と20(金)に総務産業常任委員会の行政視察で、広島県の廿日市市と尾道市へ行ってきました。

■5/19(木) 広島県廿日市市

~ コミュニティ推進プランについて

廿日市市では、平成11年6月29日に集中豪雨による土石流で多大な被害が発生しました。3月の東日本大震災においてもそうでしたが、大規模災害では行政の対応にも限界があり、このような災害の時こそ地域力が問われるとの思いから、これまでコミュニティづくりに取り組まれてきました。

そして、これまでの常識が通用しない様々な行政の課題に対応していくため、弱体化した住民自治(住民)の再構築と、肥大化した団体自治(行政)のあり方見直しを行い、両者のバランスがとれた関係の実現を目指して、「コミュニティ推進プラン」を平成13年3月に作成されました。

その「コミュニティ推進プラン」に基づいて、地区ごとに町内会・自治会、コミュニティ推進協議会、PTA、老人会、子ども会などの団体が地域課題について対等な立場で考え、話し合い、実践する「場」として「円卓会議」を設けて、それぞれ独自に地区別実施計画としての「まちづくりプラン」を作成されています。

廿日市市は平成15年と平成17年に市町村合併しており、旧市域の11地区から現在では28地区において、それぞれ円卓会議により地区別に実施計画を作成され、地域課題の中で優先して取り組んでいくことをこの中でまとめられています。

また、「地域提案型協働事業助成金」が各地区の協働のまちづくり事業に対して交付され、平成21年度実績では28地区に総額2,116万円が交付されていました。

長岡京市においては、小学校区単位で地域コミュニティ活性化事業に取り組み、現在3小学校区で協議会が設立されている状況です。

学んだことを今後のコミュニティ施策の推進に活かしていきたいと考えます。

■5/20(金) 広島県尾道市

~ 観光戦略について

尾道市では、平成18年度に観光動向調査を行い、その調査結果から得られた課題の解決や提言を実践するために「観光まちづくり戦略会議」を平成19年度に立ち上げられました。
この「観光まちづくり戦略会議」は観光施設や観光をキーワードとしたNPO法人・まちづくりグループ、定住・兼住人口の増加も視野に入れたJ・Iターン者、観光に対する想いを有する公募の市民から構成され、平成19~21年度の3年間様々な検討を重ねられました(現在は何か検討事項があれば開催されています)。

その中で実現されてきたことを紹介しますと、新たな都市観光を目指した”尾道まち歩き観光推進事業”「ぷらっと尾道」や千光寺公園の魅力をアップするための”千光寺公園グラウンド整備事業”などがあげられます。

また、尾道市ではこれまでに40作品以上の映画のロケ地として選ばれており、平成15年1月に住民の「我がまち」意識の醸成や、日本一の「映画のまち」を目指して、”おのみちフィルム・コミッション”が設立されました。

この”おのみちフィルム・コミッション”は、尾道市と尾道商工会議所、(社)尾道観光協会が構成団体となり、映画制作サイドに、よりきめ細かいサービスの提供を可能とするものです。映画「男たちの大和YAMATO」やNHK連続テレビ小説「てっぱん」のロケ地に選ばれたことは記憶に新しいところです。

長岡京市においては、京都府内6市1町と各市町の商工・観光団体が参加し、「NHK大河ドラマ誘致推進協議会」を設立したところですが、今後の観光施策に参考となる研修でした。

「進藤ひろゆき」は、今回の視察で実際に目で見て学んだことを、長岡京市政に活かしてまいります。

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