活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2010年11月23日 火曜日
11/15(月)と16(火)に行われたPCM(パナソニックグループ労働組合連合会組織内議員団)の国内研修に参加し、岡山県岡山市において「政令指定都市誕生一年を迎えて」と「(仮称)岡山総合医療センター構想・岡山ER」および「岡山市デジタルミュージアム」について、研修させていただきました。
■「政令指定都市誕生一年を迎えて」について
岡山市は平成16年3月に旧岡山市・旧御津町・旧灘崎町による岡山県南政令市構想合併協議会を立ち上げて以来、政令市移行へ向けた取り組みを進め、平成21年4月1日に国内で18番目となる政令指定都市へ移行され、4区の行政区を設置しました。
平成17年度の国勢調査では人口696,172人、面積789.91平方キロの市になりました。平成22年度の国勢調査が行われていますが、人口は70万人を越えると見込まれています。政令指定都市移行にともなう影響額としては、平成21年度決算値ベースで、歳入176億円増、歳出132億円増となり、歳入-歳出では44億円の増でした。
政令市となったことで、直接国とのやりとりが必要となったことなど、職員さんの資質向上にも役立ったと考えているとの話でした。
■「(仮称)岡山総合医療センター構想・岡山ER」について
「(仮称)岡山総合医療センター構想」は、現在ある岡山市立市民病院の建て替え問題を契機に検討されて構想がまとめられたもので、平成27年度からの開院を目指して策定されたものです。
岡山市は、この「(仮称)岡山総合医療センター」により、最適な地域医療体制の構築などを進めて、市民の安全と安心を支え、さらに、岡山市が中四国の広域圏の人々の幸せに貢献する総合福祉の拠点施設となることを目指しており、この目標を実現するため、平成21年3月には岡山大学と保健医療連携に関する協定を締結し、相互の資源を有効に活用して、全国に類例のない強固な連携のもとで協力することとされています。
この構想は、救急医療(岡山ER)と保険・医療・福祉連携機能を重点分野としており、岡山ERは24時間365日すべての症状の患者を受け入れて、ER型救急医が初期診療を行い、各医療機関との地域医療ネットワークを構築することで、必要に応じて専門医療部門に引き継ぐER型救急システムを取り入れたもので、岡山大学と共同して構築し、市民が安心できる救急医療を提供するものです。
また、保険・医療・福祉の連携については、予防、診療から介護まで切れ目のないサービスを受けられる仕組みづくりを推進し、市民が安心していきいきと暮らせる岡山型福祉の実現を目指しています。そのため、総合相談・情報提供にいつでも対応できるよう、専門的知識を有する案内(コンシュルジュ)を365日配置する計画となっています。
建設予定の場所は現在の市民病院からは西へ約2.5km離れたJR西日本山陽本線の北長瀬駅駅前となりますが、早期の開院が待たれる施設だと思います。
■「岡山市デジタルミュージアム」について
最後に、JR岡山駅前にある人とまちの博物館「岡山市デジタルミュージアム」を現地視察させていただきました。
この日は常設の展示に加えて、ちょうどこの日から始まった「池田家文庫絵図展 絵図にみる中国四国地方の城下町」も行われており、歴史好きな私にとってはとても興味ある展示内容でした。
今回の研修では多くのことを学ばせていただき、またPCM各議員が所属する自治体の諸課題について意見交換をすることができました。
政令市での取り組みを、そっくりそのまま長岡京市で実行していくことは困難ですが、その考え方などを今後の活動にも活かしてまいります。
御本宮のある展望台からの讃岐富士(飯野山)↑