活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2008年12月3日 水曜日
11/25(火)と26(水)に会派(民主フォーラム)の4人で、佐賀県武雄市と熊本県八代市へ研修視察に行ってきました。
■11/25(火) 佐賀県武雄市
・「農産業戦略(レモングラスの名産品化)」について
・「ネットオークション」について
武雄市では、日本で初めてレモングラスの量産化を行い武雄市の名産品とした取り組みと、平成19年から市税滞納者から差し押さえた動産・不動産をインターネット公売にかけて市税徴収率の向上を図る取り組みについて、研修させていただきました。
武雄市での研修↑
レモングラスは名前のとおりにレモンの香りがするハーブの一種で、平成18年の市町村合併にともなって新市長に就任された樋渡前市長(研修に行く直前に武雄市民病院の民間委譲に対するリコール運動の責任の一端をとり市長を辞任されました)の発案により、他ではどこもやっていないということで、平成19年に13アールの耕地面積からスタートし、今年は15倍の2ヘクタールの耕地面積まで栽培が拡大していました。
レモングラスの耕作地(ほぼ刈り取りが終っている状態)↑
このレモングラスを担当する市役所の部署名は「営業部レモングラス課」で、他の自治体ではおよそ聞くことのない名称を採用し、レモングラスの全国への拡販を主業務とされています。しかも、担当者によると前市長は3年でレモングラス課は廃止し、また新たな事業を起こしていく考えだと話しをされていました。
ネットオークションについても、樋渡前市長が市長選挙にチャレンジする前に総務省から出向していた大阪府の高槻市で、全国初で取り組まれたもので、現在では3割程度の自治体がネットオークションに参加されています。
市税徴収率を向上させるための取り組みとしてのインターネット公売の活用は、それまで文書催告や訪問徴収が中心であった徴収スタイルを積極的な滞納処分へと変更することで、職員さんの意識改革にもつながっているとのことでした。
■11/26(水) 熊本県八代市
・「民営化等推進事業(八代市版市場化テスト)」について
・「八代市産業活性化利子補給事業」について
八代市では、市が実施している公共サービスのうち「民間でできることは民間に」の考え方に基づいて「民営化等推進事業(八代市版市場化テスト)」と、地方自治体の中では先がけて農林水産業や中小企業の活性化を目的として、規定された資金に対する利子を補給する「八代市産業活性化利子補給事業」を実施されています。
八代市での研修↑
「民営化等推進事業(八代市版市場化テスト)」については、公共サービスの民営化などを進めるにあたり、受け手となる可能性のある民間事業者に広くその業務内容を公表するとともに、市に替わって公共サービスを実施することについての基本的な考え方や、民間ならではの創意工夫について公募前に具体的に提案してもらい、民営化などの具体的方針・手続きを決定するものです。
平成20年4月に実施した福祉関係施設については、事前の提案結果から2施設を民間譲渡することに決定し、公募した法人の中から選定委員会で譲渡先を決めた状況で、これから売買契約や協定の締結や国県などへの財産処分手続きなどが行われる計画です。
八代市の市長も他の自治体に先がけた「八代市産業活性化利子補給事業」を実施され、武雄市の前市長と同じくリーダーシップのある方だと感じました。
今回の研修視察で学んだことを、ひとつずつ長岡京市政に活かしてまいります。市政に関してなんでも結構ですので「進藤ひろゆき」へのご意見をお待ちしております。どうぞよろしくお願いします。