活動記録

進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。

議会運営委員会の行政視察に行ってきました。

2008年11月18日 火曜日

11/5(水)と6(木)に、議会運営委員会で神奈川県の南足柄市と小田原市へ行政視察に行ってきました。

■11/5(水) 神奈川県南足柄市

・「議会報への採決一覧表の掲載」について
・「議会運営」について

南足柄市議会では、議会改革の検討を数年前から行ない、そのひとつとして議案採決での全議員の賛否結果について、平成19年9月の議会報から掲載を開始しました。

長岡京市の議会だよりでは、各議案の採決結果については「原案可決」か「原案否決」、そして「全員賛成」か「賛成多数」という表記のみで、各議員の賛否については明記されていません。

賛否の結果を掲載することは、それぞれの議員が各議案に対して、どのような態度を表明したかを市民の皆さんに明らかにするために有効なものであると考えます。

また、南足柄市の議会報では、本会議での一般質問についても、どの議員がどのような質問をしたか議員名が明記してあり(長岡京市の議会だよりでは会派名のみ表記)、この他にもこれまでに議員定数の削減や、今年の12月議会からは議会中継のインターネット配信を開始されるなど議会改革の取り組みも進められています。

■11/6(木) 神奈川県小田原市

・「一問一答制の導入」について
・「議会運営」について

小田原市議会では、平成19年12月議会から実施された一般質問への一問一答制の導入について学ばせていただきました。

小田原市議会の一般質問の進め方は、各議員は行政側からの答弁を含めず一人40分の質問時間を持ち、質問回数の制限なしに質問をすることができます。

しかしながら、1回目の質問と答弁については、従来どおりのやり方(議員が質問項目をすべて1回目で質問し、行政側も1回目は答弁者がすべて答弁するやり方(小田原市では1回目の答弁は必ず市長か教育長が対応))で、2回目以降の再質問から一問一答を行う方法をとられていました。

現在、長岡京市では質問時間の制限を設けずに、再質問までできるという方法で一般質問を行っていますが、一問一答制の方が、「質問と答弁にタイムラグが発生しないため、聞いている市民の方々には分かりやすい」、「議員の資質向上につながる」、「執行部側にも緊張感が感じられる」などの効果があると言われており、長岡京市においても導入の是非について検討をすすめていくべき課題であると感じます。

また、小田原市議会の議会改革としては、一問一答制の他にも、政務調査費の使途明確化(長岡京市議会では既に実施しています)や、陳情の審査を本会議場で全議員により採決することなどを取り組まれていました。

今回は、南足柄市議会や小田原市議会で進められている議会改革について、多くのことを学ばせていただきました。議会運営の仕方や内容については、各議会ごとにかなり違っており、それぞれの議会の歴史や考え方の違いが分かり、長岡京市議会のこれからの運営のあり方について大いに参考となるものでした。

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