活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2008年7月26日 土曜日
7/14(月)と15(火)に乙訓消防組合議会の行政視察で、福井県の嶺北消防組合消防本部と福井市防災センターへ行ってきました。
■7/14(月) 福井県嶺北消防組合消防本部
1日目は福井県のあわら市と坂井市の2市で構成される嶺北消防組合の消防本部に行かせていただきました。
あわら市は平成16年に2町が、坂井市は平成18年に4町が合併してできた市で、嶺北消防組合としては、昭和44年に合併前の春江町と坂井町の2町により一部事務組合として発足し、運用を開始されています。
現在では、圏域の総面積は326.9平方キロ、総人口12.7万人という規模で、人口としては乙訓消防組合より2.3万人少ないですが、面積ではほぼ100倍の大きさをカバーしています。
消防本部では、「組合議会の運営」と、総務省消防庁が進めている「消防の広域化」についてお話を聞かせていただきました。
消防の広域化について、福井県では消防組合と市町消防で現在9つあるものを3消防本部体制にする案を提示し、嶺北消防組合では平成21年度の協議会設置へ向けた準備を進められようとしていますが、消防力格差や財政負担、職員の人事管理、大災害時の指揮統制など課題が多い状況でした。
消防の広域化とは、現在、市町村単位や事務組合方式で行われている消防行政をさらに広域化することで、消防体制の充実強化を図ろうとするものですが、国民の生命と財産を確実に守るための消防行政のあり方についての慎重な論議がまだまだ必要であると考えます。
■7/15(火) 福井県福井市防災センター
2日目は福井市防災センターに行かせていただき、施設の見学をさせていただきました。
1階が展示ホールと体験ホールとなっており、体験ホールでは大正12年に発生した関東大地震や昭和23年に発生した福井地震の揺れを体験することができます。
3階は情報管制センターで、防災情報管制システムと消防情報管制システムからなる総合防災管制システムをコントロールし、あらゆる災害に対応できるトータルシステムを構築されていました。
情報管制センター↑
これら今回の視察で学んだことを、乙訓消防行政に活かせるよう、がんばってまいります。