活動記録
進藤ひろゆきの主な日々の活動についてお伝えします。
2002年8月19日 月曜日
8/9(金)に大阪府の茨木市環境衛生センターの見学に行きました。
ここでは、昭和55年に国内でさきがけて「全連続高温溶融炉」を採用し、ゴミ処理を行っています。
この「全連続高温溶融炉」は1500°C以上(最大約2000°C)の温度で台所ゴミ・金物類・ビニールプラスチック類・陶器類などのゴミを溶融し、最終的に「スラグ(=高温で焼却灰等を溶融した結果、生成されるガラス質の固化物で、重金属類は溶出せずダイオキシン類は熱分解されほとんど残存しません。)」と「鉄分」および「集塵灰固化物」にしてしまうものです。
スラグはコンクリートレンガなどに、鉄分は建設機械のカウンターウエイト(重り)などに再利用され、集塵灰固化物のみ埋め立てられています(集塵灰固化物のリサイクルについては研究中)。
このため、現在の主流である「全連続燃焼式」に比較すると、同じ量のゴミを処理して、埋め立てられる量はおよそ1/20に減少します。また、排ガスの環境対策もダイオキシンについては新規格をクリアしています。
現在では、10団体がこの「全連続高温溶融炉」を採用し、8団体が建設中とのことでした。長岡京市(乙訓環境衛生組合)でも最終処分場の埋立地問題やいろいろな観点から考えた環境対策として、この方式についての調査・研究が必要であると考えています。
参考ホームページ:茨木市のゴミ収集区分について
http://www2.opas.gr.jp/ibaraki/info_files/ibkoho/13/g1331.htm